2025-10-29
コラム
インプラント治療を検討しているけれど、「実際に1本いくらかかるの?」「提示された金額は妥当なの?」と不安を感じていませんか?
この記事では、インプラント1本あたりの費用相場から内訳、保険適用の条件、そして費用負担を軽減する方法まで、わかりやすく解説します。
アイティーデンタル日暮里は、先天性欠如歯に特化した日本唯一のインプラント専門クリニックとして、確かな技術と丁寧な診療で患者様をサポートしています。
アイティーデンタル日暮里では、日本で唯一の生まれつき歯がない(先天性欠如)に特化したインプラント専門の歯科医院です。
些細な疑問や不安でも、まずは当院(アイティーデンタル日暮里)へお気軽にご相談ください。
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インプラント治療を検討する際、まず気になるのが費用です。ここでは、全国的な相場と地域差、そして前歯と奥歯での違いについて詳しく解説します。
インプラント1本あたりの費用相場は、全国平均で約30万円から50万円程度となっています。この金額には、検査・診断料、インプラント体、アバットメント、上部構造、手術費用などが含まれます。
ただし、インプラント治療は保険適用外の自由診療であるため、医療機関によって料金設定が大きく異なります。クリニックの立地、使用するインプラントのメーカーやブランド、歯科医師の技術や経験、設備の充実度などによって、費用に差が生じます。
地域によっても相場に違いがあり、首都圏や都市部では約35万円から55万円、地方では約30万円から45万円が一般的です。都市部では家賃や人件費が高いため、治療費もやや高めに設定される傾向があります。
治療を検討している方は、複数のクリニックで見積もりを取り、費用の内訳をしっかりと確認することをおすすめします。安さだけで判断せず、治療内容や使用する材料、アフターケアの充実度なども総合的に比較検討することが重要です。
基本的に、インプラント1本あたりの費用は前歯でも奥歯でも大きな差はありません。しかし、前歯の場合は見た目の審美性がより重要となるため、上部構造の製作費用が若干高くなるケースがあります。
前歯は顔の中心に位置し、笑ったときに見える部分です。そのため、天然歯に近い自然な色調や透明感を再現する必要があり、高品質なセラミックやジルコニアが使用されることが多くなります。また、前歯は骨が薄いことが多く、骨造成などの追加処置が必要になる場合もあります。
さらに、前歯のインプラント治療は技術的な難易度が高く、高度な技術と経験を持つ歯科医師による施術が求められます。歯肉の形態を美しく整える必要もあり、より繊細な治療が必要となるため、結果として費用が高くなる傾向があります。
一方、奥歯のインプラント治療は、強い咬合力に耐えられる耐久性が重視されます。審美性よりも機能性を優先するため、前歯ほど高価な素材を使用しないこともあります。ただし、奥歯も噛む力を回復させ、食事を楽しめるようにするという重要な役割があります。
いずれにしても、治療を受ける前に歯科医師としっかりと相談し、自分の状態に合った最適な治療計画と費用について確認することが大切です。

インプラント治療の総額を理解するためには、どのような項目に費用がかかるのかを知ることが重要です。ここでは、治療にかかる費用を項目ごとに詳しく解説します。
インプラント治療を開始する前には、患者様の口腔内の状態を詳細に把握するための検査が必要です。この検査・診断料は、一般的に1万5,000円から5万円の範囲で設定されています。
まず、レントゲン撮影やCTスキャンが行われます。CTスキャンによって、骨の量や質、神経や血管の位置など、インプラントを埋入する際に必要な詳細な情報が得られます。これらの画像診断により、安全で確実な治療計画を立てることができます。
また、口腔内写真の撮影も行われ、歯並びや歯肉の状態、既存の歯の健康状態なども評価されます。全体的な口腔衛生状態を確認することで、インプラント治療の可否や必要な前処置についても判断されます。
これらの検査結果をもとに、歯科医師が患者様の口腔内の状態を診察し、最適な治療計画を立てます。この段階では、患者様の健康状態や治療に対する期待、懸念事項なども詳細に聞き取られ、患者様のニーズに合わせて治療計画が調整されます。
インプラント体は、失われた自然の歯を置き換えるために顎の骨に埋め込まれる人工の歯根のことを指します。この部分の費用は、1本あたり7万円から40万円と幅があり、使用される材料の種類や品質、製造技術によって大きく異なります。
一般的に、インプラント体はチタン製が主流です。チタンは生体適合性が非常に高く、人体に対して安定しており、拒絶反応が少ないため、長期にわたって安全に使用することができます。また、チタンは骨との結合力が強く、インプラントが顎の骨にしっかりと固定され、長持ちすることが期待できます。
インプラント体を製造するメーカーは世界中に100以上存在し、それぞれ独自の技術や品質基準を持っています。世界的に信頼されているトップシェアのメーカーとしては、ストローマン社やノーベル社などがあります。これらの大手メーカーの製品は、研究開発に多額の投資を行っており、品質管理も徹底されているため、費用は高くなりますが、長期的な成功率や耐久性が優れています。
また、信頼できるメーカーのインプラントは、アフターケアも充実しており、万が一のトラブルにも適切に対応できる体制が整っています。安価なインプラントを選んで早期に脱落してしまい、再治療が必要になると、かえって高額な費用がかかることもあるため、信頼できる品質のものを選ぶことが重要です。
アバットメントは、インプラント体と上部構造をつなぐ部品で、歯茎から見えない部分に位置します。この費用は1本あたり3万円から9万円程度です。
アバットメントは、インプラント体に固定され、その上に人工歯が装着される土台となります。素材や形状、角度の調整などによって費用が変わります。チタン製やジルコニア製などがあり、それぞれに特徴があります。
アバットメントの選択と調整は、最終的な上部構造の角度や位置、見た目に大きく影響するため、患者様の口腔内の状態に合わせて慎重に選択される必要があります。適切なアバットメントを使用することで、インプラント全体の安定性が高まり、長期的に良好な状態を保つことができます。
上部構造とは、インプラント体の上に取り付けられる人工の歯や冠の部分を指し、患者様の口腔内での見た目と機能を大きく左右します。この費用は、5万円から20万円以上と幅があり、使用される材料によって異なります。
上部構造に使用される主な材料には以下のようなものがあります。
ハイブリッドレジンは、セラミックをレジンの中に混ぜ合わせた素材です。セラミックのような美しさと硬さがあり、レジンの粘り強さもありますが、長期の使用による摩耗や変色が起こりやすいという特徴があります。
メタルボンドは、内側が金属で外側がセラミックを使用した上部構造です。色が自然歯に似ていて費用は比較的安価ですが、長年の使用による経年劣化が起こりやすいという側面があります。
ジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれる素材で、非常に丈夫で破損しにくいことに加えて、色も白く審美性も兼ね備えています。耐久性と美しさの両方を求める方に選ばれることが多い素材です。
オールセラミックは、全てがセラミックでできており、天然歯に最も近い透明感と色調を再現できます。金属を使用していないため、金属アレルギーの心配もありません。
特に前歯のインプラント治療では、審美性が非常に重要となるため、高品質なセラミックやジルコニアが選ばれることが多く、費用も高くなる傾向があります。一方、奥歯では機能性を重視し、耐久性の高い素材が選ばれます。
インプラント体を顎の骨に埋め込む手術の費用は、10万円から30万円程度です。この費用には、手術そのものの技術料のほか、麻酔費用なども含まれます。
インプラント埋入手術は高度な技術を要するため、歯科医師の経験と専門知識が大きく影響します。手術の過程では、まず患者様の口腔内の状態を詳細に評価し、インプラントを埋め込む最適な位置を決定します。この段階では、精密な測定と計画が必要となり、専門的な技術と機器が用いられます。
通常は局所麻酔で行われますが、手術に対する不安が強い方や複数本のインプラントを同時に埋入する場合などには、静脈内鎮静法という麻酔方法が選択されることもあります。静脈内鎮静法を使用する場合、追加で3万円から10万円程度の費用がかかることがあります。
手術の難易度によっても費用は変わります。骨の状態が良好で比較的簡単な症例の場合は費用が抑えられますが、骨が不足している場合や神経や血管の位置が複雑な場合などは、より高度な技術が必要となり、費用も高くなります。
患者様の口腔内の状態によっては、インプラント治療に先立って、または同時に追加の処置が必要になることがあります。
骨造成は、インプラントを埋入するための骨の量が不足している場合に行われる処置で、3万円から10万円程度の費用がかかります。GBR法(骨誘導再生法)、サイナスリフト、ソケットリフトなどの方法があり、骨の不足の程度や部位によって選択されます。骨補填材を使用して骨量を増やすことで、インプラントをしっかりと固定できる環境を整えます。
抜歯が必要な場合は、1本あたり5,000円から8,000円程度の費用がかかります。インプラント治療を行う前に、保存できない歯や問題のある歯を抜歯する必要がある場合があります。
仮歯は、インプラントが骨と結合するまでの間に使用される一時的な歯で、5,000円から3万5,000円程度の費用がかかります。特に前歯の治療では、審美性を保つために仮歯が重要となります。
インプラント治療後も、長期的に良好な状態を保つためには定期的なメンテナンスが不可欠です。メンテナンスの費用は、1回あたり1,500円から1万円程度で、口の状態に合わせて3ヶ月から12ヶ月ごとに行われるのが一般的です。
メンテナンスでは、インプラント周囲の組織の健康状態をチェックし、プラークや歯石を除去します。また、インプラントの安定性や上部構造の状態も確認し、必要に応じて早期に対処することができます。
定期的なメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎という炎症が起こり、最悪の場合はインプラントが脱落してしまうこともあります。長期的にインプラントを使用し続けるためには、メンテナンス費用も治療計画に含めて考える必要があります。
アイティーデンタル日暮里では、日本で唯一の生まれつき歯がない(先天性欠如)に特化したインプラント専門の歯科医院です。
費用について無料相談も可能ですので、お気軽にご連絡ください。
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インプラント治療は他の歯科治療と比べて費用が高額になります。ここでは、その理由を5つの観点から詳しく解説します。
インプラント治療は、基本的に保険適用外の自由診療として扱われています。これは、インプラントが機能面だけでなく、審美性や快適性まで追求する高度な治療であり、必要十分な治療にのみ適用される一般的な健康保険の範囲には含まれないためです。
保険診療の場合、治療費の一部は健康保険によって負担され、患者様の自己負担は1割から3割で済みます。しかし、インプラント治療では保険の補助がないため、材料費、手術費、技術料などの全てを患者様が直接支払うことになります。
また、自由診療であるため、医療機関が治療費を自由に決められます。これは、使用する材料の品質や治療技術のレベル、設備の充実度などに応じて、クリニックが独自に価格を設定できるということです。そのため、同じインプラント治療でも、クリニックによって費用に大きな差が生じることがあります。
インプラント治療には、高品質で生体適合性の高い材料が使用されます。インプラント体に用いられるチタンは、人体に対して非常に安定しており、拒絶反応が少ないため、長期にわたって安全に使用することができます。
このような高品質な材料は、製造コストが高くなる傾向があります。また、インプラントの製造過程では、高度な精度と品質管理が求められるため、これがさらにコストを増加させます。
上部構造に使用されるセラミックやジルコニアなども、自然な歯の色と質感を再現し、長期間にわたって美しさと機能を維持するための高品質な材料です。これらの材料は、耐久性が高く、患者様の満足度も高いですが、その分費用も高くなります。
インプラント治療は、歯科治療の中でも特に高度な専門知識と技術を必要とします。インプラント埋入手術は外科手術の一種であり、顎の骨に人工歯根を埋め込むという複雑な処置が必要です。
手術の成功は、歯科医師の技術力と経験に大きく依存します。骨の状態を正確に評価し、神経や血管を傷つけないように注意しながら、最適な位置と角度でインプラントを埋入する必要があります。この技術を習得するためには、長期間の研修と豊富な臨床経験が必要です。
また、インプラント治療は、単にインプラントを埋め込むだけでなく、患者様の口腔内全体のバランスを考慮した総合的な治療計画が求められます。噛み合わせや他の歯との調和、審美性など、様々な要素を考慮して治療を進める必要があります。
このような高度な専門性を持つ歯科医師による治療は、それに見合った費用がかかります。経験豊富な技術力のある歯科医師による治療は、成功率が高く、長期的なトラブルも少ないため、結果的に患者様にとって価値のある投資となります。
インプラント治療には、最新の医療設備が必要不可欠です。高解像度のデジタルX線やCTスキャナーによって、顎の骨の厚さや密度、神経の位置など、インプラントを埋め込む際に必要な詳細な情報が得られます。
また、3Dプリンティング技術やコンピューター支援設計を用いた治療計画により、インプラントの正確な位置決めが可能になります。これらの最新設備は、治療の精度を高め、患者様の安全と快適さを確保するために不可欠ですが、導入と維持には相応のコストがかかります。
さらに、インプラント手術は外科手術であるため、感染リスクを最小限に抑えるための高度な衛生管理が求められます。手術室の無菌状態を保つための空気浄化システムや、使用器具を徹底的に滅菌するための高性能な滅菌器など、衛生環境を整えるための設備投資も必要です。
これらの設備を操作するためには、専門的な知識と技術が必要であり、歯科医師やスタッフの継続的な研修も必要となります。こうした設備投資と人材育成にかかるコストが、治療費に反映されています。
インプラント治療は、他の歯科治療と比べて治療期間が長くなります。一般的に、治療期間は3ヶ月から12ヶ月程度かかります。これは、インプラント体が顎の骨にしっかりと結合するまでに時間が必要だからです。
骨の状態が良好な場合でも、インプラントと骨が結合するまでに3ヶ月から6ヶ月程度かかります。また、抜歯後にインプラントを埋入する場合は、抜歯からインプラント埋入までの待機期間として1ヶ月から6ヶ月が必要となり、治療期間はさらに長くなります。
治療期間が長いということは、患者様だけでなく歯科医院にとっても負担が大きくなります。定期的な経過観察や調整が必要であり、その都度診察や処置を行うため、人件費や管理費がかかります。
また、インプラント治療は、手術が終わったら完了というわけではありません。インプラント周囲炎や脱落などのトラブルを防ぐため、治療後も定期的なメンテナンスが必要です。長期的に患者様をサポートする体制を整えているクリニックでは、アフターケアの費用も治療費に含まれていることがあります。
アイティーデンタル日暮里では、日本で唯一の生まれつき歯がない(先天性欠如)に特化したインプラント専門の歯科医院です。
お電話(03-6806-8828)やLINE、WEB予約フォームでも24時間お問い合わせを受け付けています。

インプラント治療は基本的に保険適用外ですが、特定の条件を満たす場合に限り、保険が適用されることがあります。ここでは、保険適用の条件について詳しく解説します。
インプラント治療は、2012年4月から条件付きで一部保険適用が開始されましたが、ほとんどのケースでは自費診療となります。一般的な虫歯や歯周病で歯を失った場合のインプラント治療は、保険適用の対象にはなりません。
これは、インプラント治療が審美目的や高額な自由診療とみなされるためです。特に前歯のインプラント治療は審美的な理由が大きいため、保険適用はされません。保険診療は、必要最低限の機能回復を目的とした治療に限られており、より高度な機能性や審美性を追求するインプラント治療は、原則として自由診療となります。
インプラント治療が保険適用となるのは、非常に限定的な条件を満たす場合のみです。条件は、先天的な理由と後天的な理由に分けられます。
先天的な理由としては、生まれつき顎の骨の3分の1以上が連続して欠損している場合、先天性部分無歯症で6本以上の歯が生まれつきない場合、顎骨の形成不全がある場合などが挙げられます。
2024年度の診療報酬改定により、先天性部分無歯症の適用条件が緩和されました。従来は連続した3分の1顎程度以上の欠損の場合のみ保険適用でしたが、改定後は連続していない3分の1顎程度以上の多数歯欠損も認められるようになりました。
後天的な理由としては、腫瘍や顎骨骨髄炎などの病気により顎の骨の3分の1以上を連続して喪失した場合、交通事故などの外傷により顎の骨の3分の1以上を連続して喪失した場合、骨移植によって顎の骨を再建した場合などが対象となります。
これらのケースでは、入れ歯やブリッジでは歯が安定しにくく、噛む機能を回復することが困難なため、医療的な必要性が高いと認められ、保険適用の対象となります。
患者様の症状が保険適用の条件に当てはまっていたとしても、どこのクリニックでも保険適用の治療を受けられるわけではありません。インプラント治療が保険適用されるには、厚生労働省で定められた厳格な条件を満たす医療機関である必要があります。
具体的な条件としては、歯科または歯科口腔外科を標榜している保険医療機関であること、病院にある入院用ベッドの数が20床以上あること、インプラント治療の経験が3年以上、あるいは歯科・口腔外科で5年以上の経験がある常勤の歯科医師が2名以上配置されていること、当直体制が整備されていること、医薬品や医療機器の安全管理体制が整備されていることなどが挙げられます。
これらの条件を満たすのは、一般的な歯科クリニックではなく、大学病院などの規模の大きな医療機関に限られます。そのため、保険適用でインプラント治療を受けられるケースは非常に稀です。
多くの患者様がインプラント治療を検討する理由は、虫歯や歯周病によって歯を失ったことです。しかし、これらの一般的な原因による歯の喪失は、保険適用の条件を満たしません。
虫歯や歯周病は、予防や早期治療が可能な疾患とみなされており、これらの原因で歯を失った場合のインプラント治療は、自由診療となります。また、加齢による歯の喪失も保険適用の対象外です。
したがって、ほとんどの患者様にとって、インプラント治療は自費診療となり、全額自己負担での治療となります。ただし、後述する医療費控除などの制度を活用することで、実質的な費用負担を軽減することは可能です。

インプラント治療は高額ですが、費用負担を軽減する方法がいくつかあります。ここでは、実際に活用できる4つの方法を詳しく解説します。
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定の額を超えた場合に、所得税の還付が受けられたり、住民税の一部が減額されたりする制度です。インプラント治療は保険適用外ですが、医療費控除の対象となります。
医療費控除が適用されるのは、年間の医療費が10万円を超えた場合です。ただし、総所得金額が200万円未満の方の場合は、総所得金額の5パーセント以上の医療費を支払った場合に適用されます。控除の上限額は200万円です。
国税庁の規定によると、歯科医師による診療または治療の対価で、その病状などに応じて一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額は、医療費控除の対象となります。インプラント治療は、失った歯の機能を補うことを目的とする治療であり、審美目的ではないため、医療費控除の対象として認められています。
医療費控除の計算式は、実際に支払った医療費の合計額から、保険金などで補填される金額と10万円(または総所得金額の5パーセント)を差し引いた金額です。この控除対象額に所得税率を掛けた金額が、還付される所得税額となります。
さらに、医療費控除は住民税でも受けられます。住民税率は一律10パーセントであるため、控除対象額の10パーセントが住民税から減額されます。例えば、インプラント治療で30万円を支払い、保険金などの補填がない場合、医療費控除の対象額は20万円となります。年収が400万円の場合、所得税率は20パーセントなので、還付される所得税は4万円、減額される住民税は2万円となり、合計で6万円の負担軽減となります。
医療費控除の対象には、インプラント治療費だけでなく、通院のための交通費も含まれます。ただし、対象となるのは電車やバスなどの公共交通機関の交通費のみで、自家用車のガソリン代や駐車場代は対象外です。
デンタルローンを利用した場合も、医療費控除の対象となります。信販会社が立替払いをした金額は、その立替払いをした年の医療費控除の対象になります。ただし、金利および手数料相当分は医療費控除の対象になりません。
医療費控除を受けるためには、確定申告が必要です。会社員の方でも、医療費控除は年末調整の対象外であるため、別途確定申告を行う必要があります。また、医療費控除は過去5年間まで遡って申請することが可能です。
インプラント治療は一度に高額な費用が必要となるため、支払方法をローンにする方も多くいます。デンタルローンとは、歯科治療の費用を分割払いで支払うことができるローンで、患者様が支払うべき治療費を信販会社が立て替え、その立て替え分を患者様が後から分割払いで信販会社に返済していくものです。
デンタルローンの金利は、一般的なカードローンなどと比べて比較的低めに設定されていることが多く、無理のない返済計画を立てることができます。また、前述のとおり、デンタルローンを利用した場合も医療費控除の対象となります(金利・手数料を除く)。
一度に全額を用意する必要がないため、治療を受けやすくなるというメリットがあります。月々の返済額を調整することで、家計への負担を分散させることができます。ただし、ローンを組む際には、返済期間や総返済額をしっかりと確認し、無理のない計画を立てることが重要です。
高額療養費制度とは、1ヶ月間で保険診療の医療費が一定の自己負担限度額を超えた場合に、超過分が払い戻される制度です。この制度は保険診療に対する保険給付として行われるもので、医療費控除とは別の制度です。
そのため、高額療養費制度は保険適用の治療にのみ適用されます。インプラント治療のような原則保険が適用されない治療は対象外ですが、前述の条件を満たして保険適用でインプラント治療を受けた場合は、高額療養費制度を利用できます。
自己負担限度額は、年齢および所得状況により変わります。保険適用でインプラント治療を受ける場合は、1ヶ月の医療費が自己負担限度額を超えるかどうかを確認し、超える場合は忘れずに申請しましょう。
インプラント治療は自由診療であるため、クリニックによって費用が異なります。治療を検討する際には、複数のクリニックでカウンセリングを受け、見積もりを取って比較することをおすすめします。
ただし、費用の安さだけで判断するのは避けましょう。使用するインプラントのメーカーや素材、歯科医師の経験や技術力、設備の充実度、アフターケアの内容なども総合的に比較することが大切です。
見積もりを比較する際には、治療の内訳を詳しく確認しましょう。検査料、インプラント体、アバットメント、上部構造、手術費用、術後のメンテナンス費用など、どの項目が含まれているのかを明確にすることが重要です。また、保証期間や保証内容についても確認しておくとよいでしょう。
安すぎるインプラント治療には、経験不足の歯科医師、質の低い素材の使用、アフターケアの不足などのリスクが伴うことがあります。費用と品質のバランスを考慮し、信頼できるクリニックを選ぶことが、長期的には最も経済的な選択となります。
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費用を抑えたいという気持ちは誰にでもありますが、安さだけでクリニックを選ぶのはリスクがあります。ここでは、安いインプラント治療に潜む注意点を解説します。
インプラント治療には高度な技術が求められますが、安価なインプラント治療を提供するクリニックの中には、治療経験が豊富ではない歯科医師が施術を行うケースもあります。
経験不足の歯科医師は、インプラントの埋入位置や骨の状態を正確に把握できないことがあり、その結果、術後にトラブルが発生するリスクが高まります。インプラント治療は、短期間で何度もやり直しのできる治療ではありません。
歯科医院を選ぶ際は、単に費用の安さだけで判断せず、歯科医師の実績や専門性、所属学会、症例数などを確認することが大切です。日本口腔インプラント学会の専門医や指導医の資格を持つ歯科医師は、一定の経験と知識を持っていると判断できます。
質の低い素材のインプラントは、費用は安いですが、長期間の使用に耐えられず、早期に破損したり摩耗しやすかったりする傾向があります。また、素材の適合性が悪いためにインプラントと顎骨の接着が不十分になり、炎症や感染を引き起こすリスクを高める場合もあります。
インプラントがしっかりと顎の骨に結合しない場合は早期に脱落してしまうため、治療のやり直しが必要となり、かえって高額な費用が発生することもあります。治療の成功率の向上とインプラントの早期脱落を防ぐには、短期的なコスト削減のために質の低い素材を選ぶのではなく、信頼できる質の高い素材を選ぶことがおすすめです。
世界的に信頼されているメーカーのインプラントを使用しているかどうか、治療前に確認することが重要です。ストローマン社やノーベル社など、長い歴史と実績のあるメーカーの製品は、品質管理が徹底されており、長期的な成功率も高いことが証明されています。
インプラント治療は、定期的なメンテナンスやセルフケアの徹底など、アフターケアをしっかりと行うことがインプラントを長持ちさせるための重要な要素となります。しかし、安価なインプラント治療では、術後のメンテナンスやセルフケアの指導が十分に行われない場合があります。
アフターケアが不十分だとインプラント周囲炎が発生する可能性があり、最悪の場合、インプラントの早期脱落や再手術のリスクが高まるため危険です。インプラント周囲炎は、インプラント周辺の歯肉や骨が細菌感染によって炎症を起こす疾患で、放置すると骨が吸収されてインプラントが不安定になります。
保証期間についても確認が必要です。信頼できるクリニックでは、一定期間の保証を設けており、万が一のトラブルにも対応してくれます。保証内容や条件を事前に確認し、長期的なサポート体制が整っているクリニックを選びましょう。
インプラント治療には、歯科用CTなどの最新の医療設備が必要です。CTスキャンがない、または古い設備のクリニックでは、精密な診断や治療計画の立案が困難になります。
また、滅菌設備や感染対策が不十分なクリニックでは、術後の感染リスクが高まります。インプラント手術は外科手術であるため、徹底した衛生管理が不可欠です。手術室の環境や使用する器具の滅菌状況なども、クリニック選びの重要なポイントとなります。

アイティーデンタル日暮里は、東京・日暮里に位置するインプラント専門クリニックとして、患者様一人ひとりに最適な治療を提供しています。ここでは、当院の特徴を詳しくご紹介します。
アイティーデンタル日暮里の最大の特徴は、先天性欠如歯(生まれつき歯がない方)に対する特化したインプラント治療を提供していることです。これは日本で唯一の取り組みです。
先天性欠如の部位は通常より歯と歯の幅が非常に狭く、インプラントを埋入するスペースの確保が困難でした。しかし、当院では特別に細いインプラントを応用することで、従来インプラント治療を諦めていた患者様にも治療を可能にしています。
他のクリニックで「治療が難しい」と言われた方でも、当院では治療できる可能性があります。先天性欠如歯でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
院長はスイスに留学してインプラント治療を学び、現在は大学病院のインプラント科の臨床教授と非常勤講師を務めています。また、当院には日本口腔インプラント学会指導医・専門医が在籍しており、高い専門性と豊富な経験を持つ歯科医師による治療を受けることができます。
大学病院レベルの専門知識と技術を持つ歯科医師が、患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画を立案し、確実な治療を提供します。インプラント治療に関する最新の知識や技術を常にアップデートし、より良い治療を目指しています。
当院では、診断において通常のレントゲン撮影に加えて、歯科用CTや口腔内写真を活用し、患者様一人ひとりに最適で確実なインプラント治療計画を立てています。
インプラント治療前には必ず歯科用CTを撮影して顎の骨、神経や血管の情報を把握した上で治療を行い、リスクを最小限に抑える取り組みをしています。精密な診断により、安全で確実な治療が可能となります。
また、治療前には必ず患者様との対話を行い、悩みに寄り添うことを心がけています。患者様の不安や疑問に丁寧にお答えし、納得していただいた上で治療を進めていきます。
安全面では、インプラント治療専用のオペ室を完備しています。空気中の細菌を除去するエアクリーナーを備えたクリーンルームを採用しており、感染リスクを最小限に抑えた環境で治療を受けていただけます。
最新の設備を備えて安心・安全を最優先に診療を行っています。徹底した滅菌管理と衛生環境の整備により、患者様に安心して治療を受けていただける環境を提供しています。
当院は「最も大切な人のために 家族と同じ治療を行いたい」という理念を掲げており、考えられる最善の治療で患者様の負担や痛みを少なく、長期的により良い状態を保つことができる歯科治療を目指しています。
診療科目にはインプラント治療の他に、審美歯科や歯周病治療も含まれており、口腔内全体の健康を考えた総合的な治療を提供しています。インプラント治療後も、定期的なメンテナンスを通じて、長期的に患者様の口腔内の健康をサポートします。
患者様がいつでも素敵な笑顔ができるよう、歯の悩みから解放される治療の提供に取り組んでいます。「Your Smile. Our Passion.」をモットーに、すべての患者様と丁寧に向き合い、最適な治療を提案することで、笑顔で楽しく食事ができる生活を取り戻すことを目指しています。

インプラント治療について、患者様からよくいただく質問にお答えします。
インプラント治療の期間は、一般的に3ヶ月から12ヶ月程度です。治療期間に幅があるのは、患者様の骨の状態や治療方法によって異なるためです。
抜歯後すぐにインプラントを埋入する抜歯即時埋入の場合は、比較的治療期間が短くなります。一方、抜歯後に骨が治癒するのを待ってからインプラントを埋入する抜歯待時埋入の場合は、待機期間が1ヶ月から6ヶ月必要となり、治療期間が長くなります。
また、インプラント体を埋入した後、顎の骨と結合するまでに3ヶ月から6ヶ月の期間が必要です。骨造成などの追加処置が必要な場合は、さらに期間が延びることがあります。
インプラント手術は、局所麻酔を使用して行われるため、手術中の痛みはほとんどありません。麻酔が効いている間は、処置を受けている感覚はありますが、痛みを感じることはありません。
術後は、麻酔が切れた後に多少の痛みや腫れが出ることがありますが、通常は処方される鎮痛剤で対処できる程度です。痛みのピークは術後2日から3日程度で、その後徐々に落ち着いていきます。
手術に対する不安が強い方や複数本のインプラントを同時に埋入する場合は、静脈内鎮静法という麻酔方法を選択することもできます。これにより、リラックスした状態で手術を受けることができます。
インプラントの寿命は、適切なメンテナンスを行った場合、平均で10年から15年以上と言われています。中には20年以上使用している方もいらっしゃいます。
インプラントの寿命は、患者様のセルフケアと定期的なメンテナンスに大きく左右されます。毎日の丁寧なブラッシングと、3ヶ月から6ヶ月ごとの定期検診を欠かさず行うことで、インプラントを長持ちさせることができます。
また、喫煙や糖尿病などの全身疾患も、インプラントの寿命に影響を与えることがあります。健康的な生活習慣を維持することも、インプラントを長く使い続けるために重要です。
失った歯を補う方法には、インプラントの他に入れ歯とブリッジがあります。それぞれに特徴があり、患者様の状態や希望に応じて選択します。
入れ歯は、取り外し式の人工歯で、費用が比較的安価というメリットがあります。しかし、違和感があることや、噛む力が天然歯の30パーセントから40パーセント程度になることがデメリットです。また、平均寿命は4年から5年程度です。
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って支えとし、連結した人工歯を固定する方法です。固定式のため違和感は少ないですが、健康な歯を削る必要があることや、支えとなる歯に負担がかかることがデメリットです。平均寿命は7年から8年程度です。
インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込むため、天然歯とほぼ同じ噛む力を回復できます。また、周囲の健康な歯を削る必要がなく、見た目も自然で美しいという特徴があります。平均寿命は10年から15年以上と長く、長期的な視点では費用対効果が高いと言えます。
医療費控除を受けるためには、確定申告が必要です。会社員の方でも、医療費控除は年末調整の対象外であるため、別途確定申告を行う必要があります。
確定申告の時期は、毎年2月16日から3月15日までです。確定申告書は、国税庁のホームページにある確定申告書等作成コーナーで作成することができます。画面の案内に従って必要情報を入力していくことで、自動的に税額などを計算され、便利です。
必要な書類としては、確定申告書、医療費控除の明細書、源泉徴収票(給与所得者の場合)、マイナンバーカード、還付金の振込口座情報などがあります。
インプラント治療の領収書は、提出は不要ですが、税務署から提示を求められる可能性があるため、申告期限から5年間は保管しておく必要があります。また、通院のための交通費も医療費控除の対象となるため、日付と金額を記録しておきましょう。
申告は、所轄税務署への持参、郵送、またはe-Taxによるオンライン送信で行うことができます。また、医療費控除は過去5年間まで遡って申請することができるため、過去にインプラント治療を受けた方でも、まだ申請していない場合は申請することができます。
インプラント1本あたりの費用相場は30万円から50万円程度で、治療内容や使用する材料、クリニックによって異なります。費用の内訳を理解し、なぜ高額になるのかを知ることで、適切な判断ができるようになります。
インプラント治療は基本的に保険適用外ですが、医療費控除を活用することで実質的な負担を軽減することができます。また、デンタルローンを利用すれば、一度に高額な費用を用意する必要がなく、無理のない支払い計画を立てることができます。
安さだけでクリニックを選ぶのではなく、歯科医師の経験や技術力、使用する材料の品質、設備の充実度、アフターケアの内容などを総合的に判断することが重要です。信頼できるクリニックを選ぶことが、長期的には最も経済的で満足度の高い選択となります。
アイティーデンタル日暮里は、先天性欠如歯に特化した日本唯一のインプラント専門クリニックとして、高い専門性と豊富な経験を持つ歯科医師が、患者様一人ひとりに最適な治療を提供しています。インプラント治療をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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