先天性欠如

日本で唯一の
先天性欠如(先天性欠損)専門の歯科医院

東京・日暮里に先天性欠如を専門に対応した歯科医院

永久歯が生まれつき足りない状態を言います。永久歯は、親知らずを含めて32本ありますが、生まれつき永久歯の元となる「歯胚」が足りず、生えてくるはずの永久歯が生えてこない場合があります。「大人になっても乳歯が残っている」という状態も、先天性欠損が原因となっている場合があります。
当院の先天性欠損歯の治療は、特別に細くて丈夫なインプラントを使用し天然歯と同等な見た目と機能を回復します。

About congenital defect

先天性欠如とは

先天性欠如とは

乳歯が抜けてしまった場合、これまでは、矯正治療により隙間を閉じて、歯並びや噛み合わせを整えていく方法が一般的でした。
しかしこの場合は、顎の小さい方(=お子さん)に向いている治療法で、永久歯がない部分の隙間は前後の歯を動かして閉じます。上下左右のバランスをとるために追加で抜歯する必要がある場合もあります。
ただ先天性欠如の部位や本数によってはバランスをとるのが難しくなる場合もありますので、細心の注意が必要です。

年齢や状況によって異なりますが、ブリッジなどの被せもの・入れ歯・インプラントなどで隙間を埋める治療を望まれる患者さんも年々増加傾向にあります。
ただし、ブリッジもインプラントもある程度、大人の咬み合わせになって顎の骨がしっかりしてこないとできません。それまでは、できるかぎり乳歯を温存するか、周囲の歯が倒れてこないように、入れ歯や保隙装置などを入れる必要があります。

乳歯が残っている場合、乳歯を抜歯するかどうかは長期的な判断に委ねられ、すぐに抜歯するとは限りません。
歯並びなどに悪影響が出ないよう、できるだけ乳歯を保存する方向で計画を立てます。

Causes of birth defects

先天欠損の原因について

歯の基となる「歯胚(しはい)」は、お母さんのおなかの中にいるときに作られます。一般的に、顎骨の中で乳歯の歯胚の形成が始まるのは胎生7週ごろで、胎生4か月ごろには歯が硬くなる「石灰化」が始まります。そして、個人差はありますが、生後半年ほど経つと、乳歯が生え始めます。
永久歯は6歳ごろに生え始め、12歳ごろには第三大臼歯を除くすべての永久歯が生えそろいます。驚くことに、一部の永久歯の歯胚も、お母さんのおなかの中にいるときに形成されます。
先天性欠如は、何らかの理由で歯胚が作られないことで起こります。乳歯にも永久歯にも見られ、1本もしくは2~3本だけ欠如することもあれば、まれに10本以上欠如することもあります。

先天性欠如がなぜ起こるのか、この明確な原因はわかっていませんが、次のようなことが原因として考えられています。

・遺伝によるもの
・薬物の副作用によるもの
・全身的な病気の影響
・妊娠時の栄養不足によるもの
・歯の退化現象として起こったもの

などが考えられると言われていますが、はっきりしたことはわかっていません。
そのため、残念ながら予防方法もありません。

先天欠損の原因について

先天性欠如による影響

先天性欠如により永久歯が生えてこないと、乳歯が抜けずにそのまま残ります。
乳歯は永久歯が押し上げることにより抜け落ちますが、永久歯がない場合、乳歯は残ってしまいます。
しかしこの乳歯は一生残るかと言えば、そうとは限りません。
乳歯は永久歯と比べて歯根が短く、少しずつ歯根が吸収されていき、やがて抜け落ちてしまいます。また乳歯は永久歯と比べて虫歯になりやすいため、虫歯になって治療を繰り返しているとやがて乳歯を失ってしまう場合もあります。
いずれは抜け落ちる可能性が高い乳歯ですが、歯並びなどに影響を与えないためにも、しっかりと管理しておく必要があります。

先天性欠如による影響

Risks due to congenital defects

先天性欠如によるリスク

  • 審美性の低下

    審美性の低下

  • 歯並びの乱れ

    歯並びの乱れ

  • 口腔衛生の悪化

    口腔衛生の悪化

  • 顎や顔の変形

    顎や顔の変形

  • 永久歯を失う

    永久歯を失う

乳歯が抜け、歯がない状態が長期間続くと、さまざまな問題やリスクが高まります。まず、審美性(見た目)に影響が出てきます。また、抜けた歯の両隣が倒れ込んだり、噛み合うはずの位置の歯が伸びてきたりすることで、噛み合わせが悪くなり、歯並びや咀嚼に影響を与えます。さらに、歯並びが悪くなることでプラークが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因にもなります。歯にはそれぞれ役割があり、単に1、2本の歯が少ないだけで済むわけではありません。さまざまな機能的な問題が生じる可能性があります。例えば、左右、前後、上下のバランスが崩れることで、上下顎骨の正常な発達が妨げられ、顎や顔貌の変形につながることがあります。また、先天性欠如の部位や、乳歯・永久歯に発現するパターンによって、問題の発生の仕方も異なります。先天性欠如については、一般的に7歳までに歯科医に確認してもらうことが推奨されます。これは、大人になってからよりも、子供のうちのほうが治療がしやすいためです。しかし、大人になってからでも遅すぎるというわけではありません。大人の場合、先天性欠如によるリスクはむしろ高くなることがあります。隣の永久歯を失う事態を避けるためにも、十分な検査と診断が必要です。

Treatment for congenital defects

先天性欠如の治療法

乳歯が抜けてしまった場合、これまでは、矯正治療により隙間を閉じて、歯並びや噛み合わせを整えていく方法が一般的でした。
しかしこの場合は、顎の小さい方(=お子さん)に向いている治療法で、永久歯がない部分の隙間は前後の歯を動かして閉じます。上下左右のバランスをとるために追加で抜歯する必要がある場合もあります。
ただ先天性欠如の部位や本数によってはバランスをとるのが難しくなる場合もありますので、細心の注意が必要です。

年齢や状況によって異なりますが、ブリッジなどの被せもの・入れ歯・インプラントなどで隙間を埋める治療を望まれる患者さんも年々増加傾向にあります。
ただし、ブリッジもインプラントもある程度、大人の咬み合わせになって顎の骨がしっかりしてこないとできません。それまでは、できるかぎり乳歯を温存するか、周囲の歯が倒れてこないように、入れ歯や保隙装置などを入れる必要があります。

乳歯が残っている場合、乳歯を抜歯するかどうかは長期的な判断に委ねられ、すぐに抜歯するとは限りません。
歯並びなどに悪影響が出ないよう、できるだけ乳歯を保存する方向で計画を立てます。

先天欠損の原因について

Comparison

比較表

比較表

Case introduction of birth defects

先天性欠如 症例紹介

FAQ

よくある質問

  • Q

    乳歯が残っている場合、
    どうすれば良いですか?

    -

    A

    乳歯をすぐに抜歯するのではなく、できるだけ保存して周囲の歯並びや噛み合わせを保つよう管理します。ただし、将来的には乳歯が抜ける可能性が高いため、その後の治療計画を事前に立てる必要があります。

  • Q

    手術は痛みがありますか?

    +

    A

    インプラント手術は、手術中は局所麻酔を使用するため、痛みを感じることはほとんどありません。また術後は痛み止めを処方いたしますので、日常生活に支障をきたすようなことはありません。

  • Q

    治療を始める適切なタイミングは?

    +

    A

    インプラント治療は思春期を過ぎた身体の成長が止まった段階でインプラント治療を行うことを推奨しています。それまでの間は先天性欠如による歯並びの不正を防ぐために小児歯科や矯正歯科の受診をお勧めしています。

  • Q

    治療後に気をつけることは何ですか?

    +

    A

    インプラント手術後は糸を縫うので、その周りに汚れがつかないようにうがいをお願いしています。抜糸後は通常通りの歯みがきをしていただき、歯と歯ぐきを清潔な状態に保つのが理想的です。
    また被せ物が入った後はインプラントも天然歯同様に歯ブラシが非常に重要です。正しい歯ブラシの仕方を歯科医師・歯科衛生士から確認してください。

  • Q

    保険は適用されますか?

    +

    A

    先天性欠如は歯のない本数によって保険が適応する場合があります。条件は以下の通りです。
    生まれつき6本以上の歯が欠損しており、先天性欠損が連続している部分が4歯あるいは5歯以上ある。
    より詳細な条件に関しては歯科医師とご相談ください。

  • Q

    治療が必要ない場合もありますか?

    +

    A

    先天性欠如を放っておくと以下のことが考えられます。
    ・歯列の乱れや噛み合わせの不正
    ・虫歯や歯周病のリスクの増加
    ・顔貌への影響
    ・発音への影響

    現在問題がなくても将来にわたって問題がおきないかどうかは歯がない部位によってもさまざまです。
    治療が必要かどうか不安に思っている場合はまずはご相談することをお勧めいたします。