歯が足りないと言われたら?先天性欠如歯の原因・治療法・保険適用まで徹底解説

2025-10-29

コラム

歯科検診で「お子さんの歯が足りません」と言われたら、多くの保護者の方が驚き、不安を感じることでしょう。永久歯が生えてこない、レントゲンで歯がないことがわかった。

そんな時、頭の中にはさまざまな疑問が浮かぶはずです。

「これは何の病気なの?」「なぜうちの子が?」「治療は必要なの?」

実は、生まれつき永久歯が足りない「先天性欠如歯」は、決して珍しい症状ではありません。日本小児歯科学会の調査によると、約10人に1人の割合で見られる身近な疾患です。

この記事では、先天性欠如歯の原因、診断方法、治療の選択肢、保険適用の条件まで、保護者の方が知りたい情報を網羅的に解説します。

アイティーデンタル日暮里では、日本で唯一の生まれつき歯がない(先天性欠如)に特化したインプラント専門の歯科医院です。

先天性欠如歯の治療について、当院(アイティーデンタル日暮里)までお気軽にご相談ください。

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「歯が足りない」とは?先天性欠如歯について知る

先天性欠如歯とは生まれつき永久歯が形成されない症状

先天性欠如歯とは、生まれつき永久歯の歯胚(歯の元となる組織)が形成されず、永久歯が生えてこない状態を指します。乳歯は正常に生えていても、その下に永久歯が存在しないケースが該当します。

歯は、胎児期に歯胚という組織から形成されます。何らかの理由でこの歯胚が作られなかった場合、永久歯は一生生えてきません。これは病気というよりも、生まれつきの体質的な特徴と言えます。

親知らず(第三大臼歯)を除く永久歯は通常28本ありますが、先天性欠如歯の方はこの本数よりも少ないことになります。

10人に1人の割合で起こる身近な疾患

先天性欠如歯は決して珍しい症状ではありません。日本小児歯科学会が2010年に実施した全国調査では、15,544人の子どもを対象に調査した結果、1,568人(約10.1パーセント)に先天性欠如歯が見られました。

つまり、クラスに30人の子どもがいれば、3人程度は先天性欠如歯である可能性があるということです。「うちの子だけ」と悩む必要はなく、多くのお子さんが同じ状況にあることを知っておくと、少し気持ちが楽になるかもしれません。

また、調査によると男女差はほとんどなく、わずかに女性に多い傾向が見られる程度です。

どの歯が欠如しやすいのか

先天性欠如歯は、すべての歯で均等に起こるわけではなく、特定の歯に集中する傾向があります。日本小児歯科学会の調査によると、欠如しやすい歯の順位は以下の通りです。

順位欠如しやすい歯割合
1位下顎第二小臼歯(下の奥歯)44.3%
2位上顎側切歯(上の前歯)19.0%
3位上顎第二小臼歯(上の奥歯)13.4%
4位下顎側切歯(下の前歯)7.7%

最も欠如しやすいのは下顎第二小臼歯で、全体の44パーセント以上を占めています。次いで上顎側切歯(前歯)が多く、これらの歯が欠如すると審美的な影響も大きくなります。

先天性欠如歯の原因

遺伝的要因が主な原因

先天性欠如歯の原因は完全には解明されていませんが、最も大きな要因と考えられているのが遺伝です。家族に先天性欠如歯の方がいる場合、その子どもにも同じ症状が現れる可能性が高くなります。

遺伝子の変異により、歯胚の形成に必要なタンパク質が正常に作られないことが原因の一つと考えられています。しかし、どの遺伝子が関与しているかなど、詳しいメカニズムはまだ研究段階にあります。

発育期の栄養不足や環境要因

遺伝以外にも、以下のような要因が先天性欠如歯に関与している可能性が指摘されています。

・母親の妊娠中の栄養不足
・妊娠中の感染症
・妊娠中の特定の薬剤の服用
・妊娠中の飲酒や喫煙
・胎児期の発育障害

ただし、これらの要因と先天性欠如歯との明確な因果関係は証明されていません。多くの場合、複数の要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

保護者の方が「妊娠中の自分の行動が原因では」と自分を責める必要はありません。先天性欠如歯は、誰にでも起こりうる体質的な特徴です。

進化的な観点:小さい顎への適応

興味深いことに、先天性欠如歯は人類の進化の過程で起きている現象という説もあります。

現代人の顎は、古代人に比べて小さくなる傾向にあります。これは、食生活の変化により硬い食べ物を噛む機会が減ったことが一因と考えられています。小さい顎に28本の永久歯をすべて並べることは困難なため、人類が自然と歯の本数を減らす方向に進化しているという見方です。

実際、最も進化的に新しい歯である親知らず(第三大臼歯)は、多くの人に生えてこなくなっています。先天性欠如歯も、この流れの中で起きている現象かもしれません。

アイティーデンタル日暮里では、日本で唯一の生まれつき歯がない(先天性欠如)に特化したインプラント専門の歯科医院です。

お電話(03-6806-8828)やLINE、WEB予約フォームでも24時間お問い合わせを受け付けています。

先天性欠如歯の診断方法

レントゲン撮影(パノラマX線写真)で確認

先天性欠如歯は、レントゲン撮影(パノラマX線写真)によって診断されます。パノラマX線写真は、口腔内全体を一枚の写真に撮影できる方法で、顎の骨の中にある永久歯の位置や数を確認できます。

乳歯の下に永久歯の歯胚(白い影)が見えれば、将来その永久歯が生えてくることがわかります。逆に、歯胚が見えなければ、その永久歯は生えてこない可能性が高いと判断されます。

レントゲン撮影による診断は、歯科医院で簡単に行うことができます。痛みもなく、数分で終わる検査です。

3歳頃から診断可能

先天性欠如歯の診断は、早ければ3歳頃から可能です。ただし、この年齢では歯胚がまだ小さく、レントゲンに写りにくい場合もあります。

より確実な診断ができるのは、6歳頃からです。この時期になると、永久歯の歯胚が十分に成長し、レントゲンではっきりと確認できるようになります。

小学校3〜5年生での検査が一般的

多くの歯科医院では、小学校3年生から5年生頃(8〜10歳)にパノラマX線写真を撮影することを推奨しています。この時期は、前歯の生え変わりが終わり、小臼歯(奥歯)が生え始める時期です。

この時期にレントゲン検査を行うことで、以下のことが確認できます。

・すべての永久歯の歯胚が存在するか
・永久歯の位置や向きは正常か
・余分な歯(過剰歯)がないか
・顎の骨の成長は正常か

早期に先天性欠如歯を発見することで、適切な治療計画を立てることができます。

永久歯が生えてこない時の受診目安

通常、乳歯が抜けてから3〜6ヶ月以内に永久歯が生えてきます。もし、乳歯が抜けて6ヶ月以上経っても永久歯が生えてこない場合は、歯科医院を受診することをお勧めします。

また、以下のような場合も、先天性欠如歯の可能性があるため、早めに歯科医院で相談しましょう。

・10歳を過ぎても前歯が乳歯のまま
・同年代の子どもと比べて生え変わりが遅い
・歯並びに大きな隙間がある
・乳歯がぐらぐらしない

 

先天性欠如歯を放置するとどうなる?

歯並びの乱れと噛み合わせの問題

先天性欠如歯を放置すると、さまざまな問題が生じる可能性があります。最も多いのが、歯並びの乱れと噛み合わせの問題です。

永久歯が欠如している部分には、隣接する歯が徐々に移動してきます。これにより、歯と歯の間に隙間ができたり、逆に歯が傾いて重なり合ったりすることがあります。

また、上下の歯の噛み合わせがずれることで、特定の歯に過度な負担がかかり、歯の摩耗や破折のリスクが高まります。

顎関節症のリスク

噛み合わせの問題が長期間続くと、顎関節症を引き起こす可能性があります。顎関節症とは、顎の関節やその周囲の筋肉に痛みや機能障害が生じる疾患です。

症状としては、以下のようなものがあります。

・口を開けたり閉じたりする時の痛み
・顎を動かすとカクカク音がする
・口が大きく開かない
・頭痛や肩こり

顎関節症は、一度発症すると治療に時間がかかることが多いため、予防的な対応が重要です。

咀嚼機能の低下と発音障害

歯が足りないことで、食べ物を十分に噛み砕くことが難しくなる場合があります。特に奥歯が欠如している場合、咀嚼機能が低下し、消化器官に負担がかかる可能性があります。

また、前歯が欠如している場合は、発音に影響が出ることがあります。特に「サ行」「タ行」などの音が不明瞭になることがあり、コミュニケーションに支障をきたす場合もあります。

隣接歯の傾斜や移動

先天性欠如歯の部分に隣接する歯は、時間とともに欠如部分に向かって傾いたり、移動したりします。これを「歯の移動」または「歯の傾斜」と呼びます。

一度傾いた歯を元の位置に戻すには、矯正治療が必要になります。早期に対応すれば、比較的簡単な治療で済むことが多いですが、放置すると治療が複雑になる可能性があります。

アイティーデンタル日暮里では、日本で唯一の生まれつき歯がない(先天性欠如)に特化したインプラント専門の歯科医院です。

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先天性欠如歯の治療方法を比較

先天性欠如歯の治療方法には、いくつかの選択肢があります。お子さんの年齢、欠如している歯の本数や位置、噛み合わせの状態などに応じて、最適な治療法を選択します。

治療方法1:乳歯の保存

先天性欠如歯の部分に乳歯が残っている場合、その乳歯を可能な限り長く使い続けるという選択肢があります。

乳歯は永久歯に比べて弱いというイメージがありますが、虫歯にならないよう適切にケアすれば、意外と長持ちします。実際、40代や50代まで乳歯を使い続けている方もいます。

ただし、乳歯は永久歯よりも小さく、根も短いため、将来的には抜ける可能性があります。その時のために、次の治療法を考えておく必要があります。

治療方法2:矯正治療

矯正治療には、大きく分けて2つのアプローチがあります。

一つ目は、欠如している部分のスペースを矯正で閉じる方法です。隣接する歯を移動させて隙間を埋めることで、見た目も機能も改善できます。ただし、この方法が適用できるのは、噛み合わせの状態によります。

二つ目は、欠如している部分にインプラントやブリッジを入れるためのスペースを確保する矯正治療です。隣接する歯が傾いている場合、それを正しい位置に戻してから、人工歯を入れる準備をします。

矯正治療は、子どもの成長段階に応じて開始時期が異なります。一般的には、永久歯への生え変わりが進む小学校高学年から中学生の時期に開始することが多いです。

治療方法3:インプラント治療

インプラント治療は、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。天然歯に近い見た目と機能を得られるため、現在最も推奨される治療法の一つです。

ただし、インプラント治療は顎の骨の成長が止まってから行う必要があります。一般的には、男性で18歳頃、女性で16歳頃が治療開始の目安とされています。成長期にインプラントを入れると、顎の成長に伴ってインプラントの位置がずれてしまう可能性があるためです。

先天性欠如歯の部位は、通常の歯と歯の間隔よりも狭くなっていることが多く、標準的なサイズのインプラントを埋入するスペースが不足している場合があります。このような困難なケースには、特別に細いインプラントを用いる専門的な技術が必要です。

治療方法4:ブリッジ

ブリッジは、欠如している歯の両隣の歯を削って土台とし、その間に人工の歯を橋渡しのように装着する方法です。

メリットは、固定式で取り外しの必要がなく、見た目も比較的自然であることです。また、インプラントよりも費用が抑えられます。

デメリットは、健康な隣接歯を削る必要があることです。一度削った歯は元に戻らないため、将来的にその歯が弱くなる可能性があります。また、土台となる歯に負担がかかるため、長期的には土台の歯にトラブルが生じることもあります。

治療方法5:部分入れ歯

部分入れ歯は、取り外し可能な人工歯です。金属のバネ(クラスプ)を隣接する歯にかけて固定します。

メリットは、歯をほとんど削らずに治療できることと、費用が比較的安価であることです。また、修理や調整が比較的容易です。

デメリットは、違和感があることや、金属のバネが目立つことです。また、毎日の取り外しと清掃が必要なため、手入れが面倒に感じる方もいます。

若い方の場合、審美的な理由から部分入れ歯を避けることが多いですが、一時的な対処法としては有効な選択肢です。

最適な治療法にお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

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各治療法のメリット・デメリット比較表

治療方法メリットデメリット適応年齢費用目安
乳歯の保存・削ったり手術の必要がない・費用がかからない・いずれ抜ける可能性・見た目が小さい全年齢定期検診費用のみ
矯正治療・歯を削らない・根本的な解決・保険適用の可能性あり・治療期間が長い・適用できないケースあり小学校高学年〜保険適用:約30万円自費:60〜100万円
インプラント・天然歯に近い見た目と機能・隣の歯を削らない・長持ちする・手術が必要・費用が高い・成長後しか施術できない16〜18歳以降1本30〜50万円(保険適用なら約10〜15万円)
ブリッジ・固定式で違和感が少ない・インプラントより安価・健康な歯を削る必要・土台の歯に負担18歳以降推奨保険適用:2〜3万円自費:30〜50万円
部分入れ歯・歯をほとんど削らない・費用が安い・修理が容易・違和感がある・金属のバネが目立つ・毎日の手入れが必要全年齢保険適用:5千〜1万円自費:10〜30万円

 

先天性欠如歯の治療に保険は使える?

矯正治療の保険適用条件

通常、歯列矯正は審美目的とみなされ、健康保険の適用外です。しかし、先天性欠如歯の場合、一定の条件を満たせば保険適用で矯正治療を受けることができます。

条件詳細
対象疾患6歯以上の先天性部分(性)無歯症
具体的な条件・永久歯が6本以上先天的に欠如しているまたは・永久歯が3本以上欠如しており、かつ前歯部が萌出しない(萌出不全)
費用負担3割負担(一般的な健康保険と同じ)総額約100万円の治療費の場合、自己負担は約30万円

2020年の制度改正により、先天性欠如歯に対する矯正治療の保険適用条件が明確化されました。条件を満たせば、高額な矯正治療費の負担を大幅に軽減できます。

インプラント治療の保険適用条件

先天性欠如歯に対するインプラント治療も、一定の条件を満たせば保険適用となります。

項目内容
保険適用開始2012年4月から条件付きで開始2020年4月に先天性欠如歯への適用が明確化2024年4月に条件が拡大
適用条件・永久歯が先天的に6本以上欠如しているまたは・永久歯が3本以上欠如しており、かつ顎骨の1/3以上を喪失している
重要なポイント2024年4月の改正で、連続していなくても6本以上の欠損があれば保険適用が認められるようになった

保険適用のインプラント治療を受けることで、1本あたり30〜50万円かかる自費診療が、3割負担で約10〜15万円程度になります。複数本のインプラントが必要な場合、費用負担の軽減効果は非常に大きくなります。

2020年4月からの保険適用開始と2024年4月の条件拡大

先天性欠如歯に対する保険適用は、段階的に拡大されてきました。

2012年4月に、広範囲顎骨支持型装置(インプラント義歯)が保険適用対象となりましたが、当初は先天性疾患全般が対象で、先天性欠如歯への適用は必ずしも明確ではありませんでした。

2020年4月の診療報酬改定で、先天性欠如歯に対するインプラント治療と矯正治療の保険適用条件が明確化されました。これにより、6本以上の先天性欠如歯がある患者は、条件を満たせば保険診療を受けられるようになりました。

さらに2024年4月の診療報酬改定では、適用条件が拡大されました。従来は「連続して6本以上」という条件がありましたが、改定後は「連続していなくても6本以上」であれば保険適用が認められるようになりました。これにより、より多くの患者が保険診療の対象となりました。

保険適用治療を受けられる医療機関の条件

保険適用の矯正治療やインプラント治療を受けるには、厚生労働大臣が定める施設基準に適合した医療機関で治療を受ける必要があります。

治療種類施設基準
矯正治療・矯正歯科を標榜する保険医療機関・常勤の矯正歯科医が配置されている・適切な治療設備を有する
インプラント治療・病院である(20床以上の入院設備)・歯科または歯科口腔外科を標榜・常勤歯科医師2名以上・うち1名以上が歯科口腔外科経験5年以上またはインプラント治療経験3年以上・24時間緊急対応体制の整備・医療機器の安全管理体制

特にインプラント治療の保険適用は、施設基準が非常に厳しく、実質的に大学病院や大規模病院に限定されています。一般的な歯科クリニックでは、たとえ高い技術を持つ歯科医師がいても、病床数や24時間体制などの要件を満たすことができません。

ただし、先天性欠如歯に特化した専門クリニックの中には、大学病院と連携して保険適用治療をサポートしているところもあります。

年齢別の治療開始タイミング

子ども(小学生〜中学生)の対応

小学生から中学生の時期は、永久歯への生え変わりが進む大切な時期です。この時期に先天性欠如歯が発見された場合、以下のような対応が考えられます。

定期的な経過観察

先天性欠如歯が発見されても、すぐに治療が必要とは限りません。乳歯が健康に残っている場合は、その乳歯を可能な限り長く保存することを目指します。3〜6ヶ月に一度の定期検診で、乳歯の状態や歯並びの変化をチェックします。

矯正治療の検討

永久歯への生え変わりが進む小学校高学年から中学生の時期は、矯正治療を開始する良いタイミングです。この時期であれば、顎の成長を利用した効果的な矯正治療が可能です。

6本以上の先天性欠如歯がある場合は、保険適用での矯正治療が可能なため、早めに矯正歯科医に相談することをお勧めします。

高校生以降の治療選択

高校生以降になると、顎の成長がほぼ止まるため、インプラント治療を含むすべての治療選択肢が検討できるようになります。

インプラント治療の開始時期

一般的に、男性は18歳頃、女性は16歳頃に顎の成長が止まります。この時期以降であれば、インプラント治療を開始できます。

ただし、顎の成長が完全に止まったかどうかは、レントゲン写真で確認する必要があります。成長が止まる前にインプラントを入れると、顎の成長に伴ってインプラントの位置がずれてしまう可能性があるため、慎重な判断が必要です。

治療方法の最終決定

この時期には、本人の希望も踏まえて、最終的な治療方法を決定します。インプラント、ブリッジ、部分入れ歯のそれぞれのメリット・デメリットを十分に理解した上で、ライフスタイルや費用面も考慮して選択します。

成人の治療計画

成人で先天性欠如歯の治療を検討する場合、多くは乳歯が残っているケースです。乳歯は永久歯よりも弱く、虫歯になりやすいため、適切なケアが重要です。

乳歯が健康な場合

乳歯が健康で、噛み合わせにも問題がなければ、そのまま使い続けることも選択肢の一つです。40代や50代まで乳歯を使い続けている方も少なくありません。

ただし、将来的に乳歯を失った時のために、治療計画を立てておくことをお勧めします。

乳歯がダメになった場合

乳歯が虫歯になったり、抜けたりした場合は、速やかにインプラント、ブリッジ、部分入れ歯のいずれかで対処する必要があります。

この時期の治療は、保険適用の条件を満たしていれば、費用負担を大幅に軽減できる可能性があります。
専門医に相談して、最適な治療法を選択しましょう。

些細な疑問や不安など、当院(アイティーデンタル日暮里)までお気軽にご相談ください。

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先天性欠如歯の治療ならアイティーデンタル日暮里

日本で唯一の先天性欠如歯専門インプラントクリニック

アイティーデンタル日暮里は、東京・日暮里に位置する、日本で唯一の先天性欠如歯に特化したインプラント専門クリニックです。

「歯が足りない」という悩みに対して、豊富な症例数と治療実績に基づいた専門的な対応を提供しています。一般的な歯科クリニックでは経験が少ない先天性欠如歯の症例でも、当院では数多くの治療経験があります。

先天性欠如歯は保険適用の条件に該当する可能性があるため、保険適用の診断や手続きについても専門的なアドバイスを受けることができます。

特別に細いインプラントによる困難症例への対応

先天性欠如歯の部位は、通常の歯と歯の間隔よりも狭くなっていることが多く、標準的なサイズのインプラントを埋入するスペースが不足しているケースが少なくありません。

アイティーデンタル日暮里では、特別に細いインプラントを応用することで、従来は治療困難とされていた狭いスペースへのインプラント埋入を可能にしています。

他院で「スペースが狭すぎてインプラントは難しい」と断られた方でも、当院であれば治療できる可能性があります。諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。

スイス留学の院長による高度な専門治療

院長は、インプラント治療の本場であるスイスに留学し、最先端のインプラント技術を学びました。現在は大学病院のインプラント科で臨床教授と非常勤講師を務めており、後進の育成にも携わっています。

また、日本口腔インプラント学会の指導医・専門医の資格を持ち、学術的に裏付けられた確実な治療を提供しています。

保険適用治療の可能性についての専門的アドバイス

6本以上の先天性欠如歯がある場合、保険適用でインプラント治療や矯正治療を受けられる可能性があります。しかし、実際に保険診療を受けられるかどうかは、症状の詳細な診断や医療機関の選択など、専門的な判断が必要です。

アイティーデンタル日暮里では、患者さんの症状が保険適用の対象になるかどうかを診断し、保険適用治療を受けるための手続きについてもサポートしています。

保険適用の治療を受けることで、費用負担を最小限に抑えることができます。まずは相談して、保険適用の可能性を確認することをお勧めします。

安全性を最優先したクリーンルーム完備のオペ室

インプラント治療の成功には、手術時の感染予防が極めて重要です。アイティーデンタル日暮里では、インプラント治療専用のオペ室を完備し、空気中の細菌を除去するエアクリーナーを備えたクリーンルームで手術を行っています。

また、インプラント治療前には必ず歯科用CTを撮影し、顎の骨の状態や神経・血管の位置を正確に把握した上で治療計画を立てます。これにより、手術のリスクを最小限に抑え、安全で確実な治療を実現しています。

治療前の丁寧なカウンセリングでは、保護者の方や患者さん本人の不安や疑問にしっかりと対応します。「最も大切な人のために 家族と同じ治療を行いたい」という理念のもと、お子さんの将来を見据えた治療計画を提案します。

まとめ:歯が足りないと診断されたら専門医に相談を

「歯が足りない」と診断された時、多くの保護者の方が不安を感じるのは当然のことです。しかし、先天性欠如歯は約10人に1人の割合で見られる身近な疾患であり、適切な治療を受けることで、見た目も機能も十分に回復できます。

治療方法には、乳歯の保存、矯正治療、インプラント治療、ブリッジ、部分入れ歯など、さまざまな選択肢があります。お子さんの年齢、欠如している歯の本数や位置、噛み合わせの状態、そして保護者や本人の希望を総合的に考慮して、最適な治療法を選択することが重要です。

また、6本以上の先天性欠如歯がある場合は、矯正治療やインプラント治療に保険が適用される可能性があります。条件を満たせば、費用負担を大幅に軽減できるため、早めに専門医に相談することをお勧めします。

先天性欠如歯の治療は、専門的な知識と技術が必要です。特に、狭いスペースへのインプラント埋入など、困難な症例には高度な技術が求められます。

先天性欠如歯について詳しく知りたい方、お子さんの治療について相談したい方、保険適用の可能性を確認したい方は、先天性欠如歯専門のアイティーデンタル日暮里にお問い合わせください。

経験豊富な専門医が、お子さん一人ひとりに最適な治療計画を提案します。

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